色々ありました。ども、Rainです。
私にあった色々なことはさておき、Appleがまたやってくれました。
3G回線でのダウンロード対応、iTunes Plusの対象曲をiTunes Store上の全曲へ、iTunes in the Cloudへの対応、Complete My Albumなどなど。大きなアップデートになりました。
面白い機能が沢山追加されたわけですが、僕が気になっているのはiTunes PlusをiTunes Store上の全曲に反映するというものです。
iTunes Plusとは、曲のビットレート(音質)を今までの128kbpsから256kbpsへアップグレード。さらに曲のデータに掛かっていたFairPlayと呼ばれるDRMの解除をすべての曲において行うというサービス。
音質で言えば256kbpsあれば普通は充分に綺麗に聞こえるレベルです。128kbpsと比べると素人でも分かるぐらい変わるとは思います。もちろん曲のデータの大きさも大きくなってしまいますが今のこのブロードバンド時代であれば問題ないレベルでしょう。
それより僕が驚いたのはDRMの解除でした。そしてそれが日本国内向けのサービスとして提供されるということでした。
DRMというのは要はコピー制限のこと。その曲をCDに書き込む回数や転送する回数などを制限するための機構です。最近インターネット経由でメディアを配信する際にはよく見るようになりました。
著作権を守るための技術、ではあるわけですがやはり使う側からすると不便なもの。せっかくお金を出して買ったのにそれが自由に使えないのはちょっと・・・という人も少なくないはず。ですが曲をデジタルデータとして配信する側としては右クリック→コピーであっさりとコピーされてしまうのは困るわけで、音楽配信サービスといえばDRMは付き物でした。
今回Appleはそれを全て解除。これ以降iTunes Storeで購入する楽曲に関してはDRMは掛かっていません。しかも日本でそれがこんなにあっさりと実現してしまったことがびっくりです。
iTunes Music Storeの時もアメリカでのサービス開始後日本でサービスが始まるまで2年ほどの時間が掛かっています。日本における著作権に絡む仕組みが複雑で海外のようにレーベルと契約をすればいいって話じゃなかったようです。Appleも苦労をしたようです。
そして今回はDRMフリー化。日本では過去にレーベルゲートCDやコピーコントロールCDなど、コピー制限機能を持った音楽CDを販売していたことがあります。当時パソコンへ音楽をCDから取り込んでiPodやWalkmanなどに転送して聞くというスタイルが少しずつ広がり始めていた時期でした。そんな国でDRMフリーで配信など難しかったでしょう。
そしてiTunes Plusでは今までに購入したDRMの掛かった曲も1曲あたり50円でDRMフリー化+ビットレートのアップグレードをすることが出来ます。
ちなみにiTunes Plusの条件に当てはまらない曲(DRM解除が出来ない曲など)は今後Storeから削除されていくようです。
年内にiTunes Matchが日本国内で開始されるとの話もあります。
恐らくもうすぐiPad3や新しいMacシリーズ、はてはiPhone5も発表されるでしょう。
Appleは一体これからどんな面白いものを見せてくれるのか?とても楽しみです。